校長日誌

松伏分校のパン販売

 今年度、本校施設内に開校した越谷西特別支援学校松伏分校。生徒は1年生16名が在籍しています。卒業後の就労を目的にして、カリキュラムの中には「職業」を学ぶ時間が設定されています。「職業」の時間では、「食品加工」、「メンテナンス(清掃)」、「農作業」の分野に分かれ、それぞれの時間で基本的なことを学びます。

 6月24日(木)の昼休み、「食品加工」のグループがつくった「パン」が、松伏高校の生徒を対象に初めて販売されました。焼き立てのパンを自分たちで包装し、種類ごとに並べて販売の準備をしていました。

 本校の生徒は、1つ50円のなかなかクオリティの高いパンを手にして、「おいしそう」「自分たちで作ったの」などの感想を口にしながら、うれしそうに購入していました。

 松伏分校の生徒にとっては、パンづくりだけではなく、販売を通じた接客や売り上げの管理など多くの学びの要素を含んでいる貴重な機会でありますが、本校生徒にとっても、交流を通じて互いを尊重することを学ぶ貴重な機会となります。松伏分校が設置されて得られた新たな学びの場です。大切にしていきたいと思います。