先生の影響力
昨日の放課後、本校で恒例となっている進路行事「SIGOTO“発見”」の今年度第8回目が行われました。
本校の卒業生で、専門学校で資格を取得し、現在仕事に就いている方から仕事や資格に関する話をしてもらうという企画です。
今回はパティシエについてがテーマで、様々な学年から生徒12名が参加し、卒業生の話を聞かせてもらいました。
講師のI先生は専門学校を卒業後、一時期はパティシエとしてではなく、母校である専門学校で助手として学生を指導する仕事に就いたそうです。
現在ではケーキ製造の仕事をされていますが、卒業後直ぐにケーキ作りの仕事に就かなかった理由は、高校時代の部活動の顧問の先生の「教えるのが上手。絶対に教える仕事に向いている。」との一言にあったそうです。
私はこの話を聞いて、先生が持つ影響力は計り知れないものだなと感じました。
生徒との信頼関係を築いている先生は、受け持つ生徒の特長や才能を誰よりもよくつかんでいるはずです。
そして、いざというときに適切なアドバイスを送ってくれます。
生徒諸君、本校には日々あなた方のことを見守り、あなた方の長所を伸ばそうと考えている先生がたくさんいます。
クラス担任、教科担当、部活動の顧問、委員会活動の顧問、等々。
いろいろな場面でいろいろな先生と話をすることが、やがては自分の人生に影響を与えてくれる人に出会うチャンスになります。
先生方に積極的にかかわり、大人の考え方や大人の視点に触れてみてください。
最後に、昨日の卒業生が語っていた言葉で「なるほど」と思わされたものを書き留めます。
・ 仕事の上ではいろいろ怒られる。「怒られる=いやだ」ではなく、「怒られる=気にかけてもらっている」と考えるとよい。
・ 人から言われたことをどう受け止めるかで、人生は変わる。