校長日誌

2015年6月の記事一覧

先生の影響力

昨日の放課後、本校で恒例となっている進路行事「SIGOTO“発見”」の今年度第8回目が行われました。

本校の卒業生で、専門学校で資格を取得し、現在仕事に就いている方から仕事や資格に関する話をしてもらうという企画です。


今回はパティシエについてがテーマで、様々な学年から生徒12名が参加し、卒業生の話を聞かせてもらいました。


講師のI先生は専門学校を卒業後、一時期はパティシエとしてではなく、母校である専門学校で助手として学生を指導する仕事に就いたそうです。


現在ではケーキ製造の仕事をされていますが、卒業後直ぐにケーキ作りの仕事に就かなかった理由は、高校時代の部活動の顧問の先生の「教えるのが上手。絶対に教える仕事に向いている。」との一言にあったそうです。


私はこの話を聞いて、先生が持つ影響力は計り知れないものだなと感じました。

生徒との信頼関係を築いている先生は、受け持つ生徒の特長や才能を誰よりもよくつかんでいるはずです。

そして、いざというときに適切なアドバイスを送ってくれます。

生徒諸君、本校には日々あなた方のことを見守り、あなた方の長所を伸ばそうと考えている先生がたくさんいます。


クラス担任、教科担当、部活動の顧問、委員会活動の顧問、等々。

いろいろな場面でいろいろな先生と話をすることが、やがては自分の人生に影響を与えてくれる人に出会うチャンスになります。

先生方に積極的にかかわり、大人の考え方や大人の視点に触れてみてください。


最後に、昨日の卒業生が語っていた言葉で「なるほど」と思わされたものを書き留めます。

 仕事の上ではいろいろ怒られる。「怒られる=いやだ」ではなく、「怒られる=気にかけてもらっている」と考えるとよい。

 人から言われたことをどう受け止めるかで、人生は変わる。


 

 

臨時全校集会

本日は臨時の全校集会を行いました。

30度近くまで気温が上がった中、全校生徒に体育館に集合してもらったのは、交通ルールを正しく理解し、交通事故に合わない・合わせないようにしてもらいたかったからです。


集会の冒頭で、みなさんに直接お話したことではありますが、改めて「校長日誌」に主旨を書き留めておこうと思います。



≪校長講話概要≫

    今年度は自転車通学をしている生徒の中で、自損事故も含めて被害交通事故にあうケースが多発している。

    一方、幸い事故には至っていないものの、登校時に歩道内を自転車で通行して、小学生等の歩行者に対して、危険を与えかねない状況がある。

    道路交通法上、自転車は「車両」と位置づけられており、「自転車は車道が原則、歩道は例外」とされている。

    このことからも、仮に自転車通行可の標識のある歩道内であっても、歩行者に脅威を与えるような走行をすることは、そもそも許されていない。

    万が一、歩行者に怪我を負わせる等の事態となれば、刑事・民事の双方で責任を問われる可能性もある。

    本校生には加害・被害いずれの交通事故も起こしてもらいたくない。

    今一度、交通ルールを正しく理解し、自分の状況を振り返り、事故に合わせない・合わない安全運転を心掛けてもらいたい。





学校近くの歩道の状況については、今回は生徒指導主任の先生から説明していただきました。


本校の近くには小学校があり、小学生の登下校時間がみなさんと重なる日もあります。自転車通行可の標識がない歩道内を自転車で走行し、小学生等の歩行者の安全を妨げることは以ての外です。

ましてや、生徒諸君は小学生から見れば大人です。交通ルールを読み直すまでもなく、大人として、歩道内を歩行する小学生の安全は絶対に守ってあげなければならないことは言うまでもありません。


一方、みなさんは大人ですから、自分の身を自分で守る考え方も必要です。
交通ルールを守るだけでなく、普段から余裕をもって登校することで、絶対に交通事故に合わない・合わせないように心掛けてください。


 

 

 

 

今こそ実行を!!

月曜日に関東地方にも梅雨入り宣言が出て、これからは外で活動する部活動にとっては思うように練習ができない時期がやってきましたね。

昨日もグラウンドのコンデションが悪かったため、駐車場のアスファルトの上で工夫して練習をしている部活動を見かけました。


さて、お天気は梅雨入りですが、本校は今週から三者面談期間に入りました。

中間考査の成績についての話や、次年度の科目選択の話、進路指導や生徒指導について、普段ではなかなか担任の先生と話せないことを相談できる絶好の機会となってくれたらと思います。


先日の校長日誌にも書きましたが、テストは自分の勉強方法を振り返り、改善していくためのツールでもあります。

また、自分が覚えられていなかったところや、間違って覚えていたところを正しく学習するための指標にもなります。


みなさん、是非復習を。

今こそ実行を!!