校長日誌

2016年4月の記事一覧

就職ガイダンス

 

本日は放課後に3年生向けの就職ガイダンスが行われました。

 

私も様子を見に行かせてもらいましたが、毎年のことながら緊張感の中で真剣に先生方の説明を聞く生徒諸君の態度には感心させられます。

 

今年の就職選考は9月16日(金)が解禁日。

そう考えると、本番まではわずか5カ月ほどの時間しかないのですね。

 

この5カ月をどう使うか。

しっかりと勉強し、面接の練習を繰り返し、希望する就職先に入れるように、みなさんが最大限の努力を続けてくれることを願っています。

 

3年生、頑張ってくださいね。




離任式

4月22日(金)は離任式が行われました。

3月までお世話になった先生方のうち、4名の先生がみなさんとの最後のお別れに駆けつけてくださいました。

長年にわたり松伏高校のために御尽力いただいた先生だけに、みなさんに向けたスピーチには感慨深いものがありました。


どの方のお話にも共通していたことは、「自分の夢があるならばチャレンジしてみるべきだ。チャレンジしない限り何も変えられない。」という点でした。


私は昨年度の修了式や今学期の始業式で、「未来を変える力」の話をさせていただきましたが、離任された先生方のお話を聞くにつれ、将来を自分の力で切り拓き、未来を自分の夢に合わせて変えていくことの大切さに改めて感じさせられました。


さあ、みなさん。もう一度思いを新たにして、今年をチャレンジの一年としようではありませんか。
そして、執念と努力があれば夢が実現できることを証明しようではありませんか。

私は、そのことがお世話になった先生方への一番の恩返しになると思うのです。

2週間

新学期が始まり、もうすぐ2週間が経ちます。

新しいクラスには慣れたでしょうか。

 

特に新入生は高校生活そのものが初めての経験ですから、緊張から知らず知らずに疲れがたまりだす頃ではないでしょうか。

規則正しい生活を心掛け、体調を崩すことがないようにしてもらいたいです。

 

さて、今週は22日の金曜日に離任式が行われます。

お世話になった先生方に久しぶりに会うのが楽しみな人も多いのではないでしょうか。

みなさんが21日の新体力テストを無事に乗り切り、思い出深い先生方との再会を果たせますように。

 

入学式

本日、松伏高校の第36期生が入学しました。
これで全ての学年がそろったことになります。
たくさんの来賓や保護者の方々に見守られながら、ちょっと緊張した面持ちで入学式を迎えた新入生たちが初々しく感じられました。

さて、私から新入生に送った言葉を以下に記します。


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【平成28年度入学式 校長式辞よりの抜粋】

ただいま入学を許可いたしました新入生の皆さん、おめでとうございます。

 

晴れの入学式にあたり、本日は私の思うところを述べたいと思います。

 

本日入学された新入生のみなさんは総勢239名であります。

今、壇上からみなさんの顔を眺めれば、8月に本校の説明会に出席していただいて以来、1月まで毎回足を運んでくださった方も大勢いることに気づきます。

 

皆さんは本校の特色や校風に触れ、本校を志望校として選び、受験を突破するために本格的に勉強に取り組み始めました。

何としても合格したいとの思いが日に日に強まっていく中、最後の説明会でお会いしたときの皆さんの表情は、必死さと緊張感が漂っていたことが、つい昨日のことのように思い出されます。

 

3月の合格発表の日の皆さんが喜びを爆発させていた姿は忘れようもありません。

歓喜のあまり涙を流していた方もたくさんおりましたが、自分の力で勝ち取った志望校への入学だっただけに、喜びもひとしおだったに違いありません。

それだけに、我々教職員にとっては、皆さんが本校に抱いてくれた思いを重く受け止め、その期待を決して裏切ることがないように日々の指導に全力で取り組んでいく責任を感じております。

 

さて、今日から高校生活が始まります。

多くの方に見守られて3年間のスタートを切るわけですが、ゴールは人それぞれです。

大学や短大へ進学して勉強する、専門学校で技術を身につける、プロの演奏家になる、就職して社会の中で活躍する、等々。

入学がスタートだとすれば、ゴールは夢を実現することに他なりません。

 

本校ではいずれの希望にも対応できる指導体制を持っておりますが、夢の実現への道は決して平坦なものではありません。

その道を歩くのは皆さん自身であり、我々教師は方向性を指し示し、皆さんを励ますことしかできません。

これから歩く道には、穏やかな心地よい季節だけが訪れるものではありません。

暗闇の中で雨に打たれ、身を切るような冷たい風に心細さを感じるときもあるでしょう。

太陽が照りつける中、額に汗して歯を食いしばりながら一歩一歩前進しなければならない時もあるかもしれません。

また、ときには予定外の迂回路を選択せねばならぬ場面もあるはずです。

 

しかし、不安にかられる必要はありません。

239名の仲間たちや先生方、そして皆さんの保護者。

どんなときにも皆さんは一人ではなく、側には皆さんを見守り、励まし、寄り添ってくれる人がおります。

順調なときも、逆境にあっても、私たち教職員はいつもみなさんの隣を歩き、皆さんをゴールまでガイドします。

私たちは皆さんと苦労や喜びを共にし、皆さんに進むべき道を指し示す灯でありたいと思っています。

 

新入生のみなさん、今日から一緒に夢の実現に向けて3年間の旅を始めようではありませんか。

未来は人から与えられるものではなく、自分で作り出すものです。

過去は決して変えられませんが、挑戦する勇気さえあれば未来は変えることができるのです。

この旅にどんな困難が待ち受けていようとも、鉄をも溶かす熱い心を持ち続けて、何事にも怯まず、決して恐れず、私たちと一緒に一歩一歩、力強く歩いて行こうではありませんか。

 

保護者の皆さま、本日より大切なお子様を本校でお預かりさせていただきます。

申し上げましたとおり、我々はお子様方と一千日を超える長い旅に出ます。

我々はこの旅を通じて、ただ夢を掴むだけではなく、新しい時代を作り上げていく役割を担う人材を育てていきたいと思っております。

そのために、我々は義務教育までに比べて数段高いレベルのものをお子様方に求めていきます。

 

将来の地域社会の中核を担う人材に相応しい学力、倫理観、正義感、社会性。

そして何よりも他人に対して配慮ができる豊かな心。

社会の担い手として身に付けてもらいたいこれらの力を求め続けていきます。

 

高校には様々な校則がありますが、「時間を守る」「身だしなみを整える」も大切なルールであり、社会へ出るための練習となります。

本校の教育の根底には、我が国の将来の担い手として活躍できる人材育成があります。

そのためには、時として学校から御家庭に対して厳しいお願いをすることもあろうかと存じます。

 

私は、お子様の成長のために御家庭と学校が協力し合ってこそ、大きな成果が得られるものと確信いたしております。

是非とも、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 

結びに、入学生の健やかな成長と、御来賓並びに保護者の皆様のご多幸をお祈りするとともに、松伏町御当局の一層のお力添えをお願い申し上げ、式辞といたします。

挑戦の年としよう!!


平成28年度 第1学期始業式 校長講話より


無事に進級を果たし、今日から平成28年度の最初の学期がスタートしました。

3月に修了式を行ってから早や半月。

今日ここに集まった生徒諸君がそのときと変わらぬ元気な様子で新しい学年を迎えてくれたことを嬉しく思います。

あのときと違うのは、皆さんにとって大きな存在であった先生方の何人かが新しい学校に異動され、新たに皆さんと一緒にこれからの松伏高校を築き上げていく先生方を多数お迎えしたことです。


私がこの平成28年度に皆さんにお願いしたいことは、既に3月の修了式の際にお話しさせていただきました。

その際に、「未来とは他人が作ったものをあてがってもらうのではなく、自分の力で変えていけるものなのだ。」とお伝えしました。

それにも関わらず、私たちの周りは、「出来っこない」「やっても無駄だ」「少しくらい手を抜いても誰にも分からない」という誘惑に満ち溢れています。

挑戦を諦めさせる耳触りの良い言い訳は至る所に存在するものです。


挑戦か妥協か。

ネガティブかポジティブか。

そして、誠実か不誠実か。


将来を真剣に考え、前向きの気持ちでこの三者の選択を行ったときに「未来を変える力」が皆さんに備わります。


考えてみれば、3年生の就職希望者は就職試験を受けるまでに半年も残されていません。

2年生にとっても、この一年間の過ごし方で、将来の進路決定が大きく影響されてきます。

将来の自分の夢を見定め、是非、自分の力で未来を切り拓いていきましょう。


さて、話題は変わり、いよいよ今年の6月19日以降に行われる選挙から満18歳以上の人が投票を行えるようになります。

いわゆる「有権者」となるわけです。

これまで我が国では有権者となるのは満20歳からでしたが、世界には200近い国がありますが、その内の9割以上の国で18歳以上から選挙権が認められている現状を見れは、今回の引き下げは自然なものとも言えます。


ところで、何かを決めようとするときに、人によって考え方や意見が違うことは当然のことであります。

1億2千万人もの人口を持つ我が国では、国家や社会の約束事を決める場合に、話し合いにより個人や団体の異なる考え方や意見、あるいは利害を調整して結論を出すことが必要になります。

この役割を果たすのが政治です。

このときに、全ての国民が1か所に集まって直接話し合うことは不可能に近いことです。

そこで、日本をはじめとするほとんどの国では、選挙で代表者を選んで、その代表者に政治を任せています。これを「間接民主制(代議制)」といいます。

有権者になるということは、選挙等を通じてこのような政治の権利を得ることになります。


それだけに、自分なりの考えを持ち、その考えを主張したり、他人の意見を聞いて自分なりに判断する力などを身に付ける必要があります。


本校でも今年度からテキスト「私たちが拓く日本の未来」を基にしながら、皆さんが有権者として求められる力を身に付けられるようにしていきます。


私は日頃より、「生徒諸君は松伏高校にとっての宝物だ」とお話していますが、それは同時に国家や社会にとっても未来を担ってもらう宝物でもあります。

これを機会に、あるべき自分の姿を探求し、社会参画につなげていっていただけることを期待します。