校長日誌

2017年9月の記事一覧

就職試験「出陣式」激励

9月15日(金)、就職試験に臨む3年生を激励するため、出陣式を行いました。厳粛な雰囲気の中、一人一人のやる気と気合いが伝わってくる素晴らしい出陣式でした。
以下は、校長からの激励の内容です。

~~~~~~(校長激励 骨子)~~~~~~

いよいよ明日から就職試験が始まります。緊張していますか?
私の教員生活の中で、松伏高校の生徒ほど、教員として何とかしてあげたいと思えるものを多く持っている生徒たちを見たことがありません。母性本能ではありませんが、皆さんは、教員の本能をくすぐる何かを持っています。それは人それぞれですが、素直さであったり、素朴さであったり、明るさであったり、純粋さであったり、元気であったり、一生懸命さであったり、時には単純さであったりと、何かが皆さん一人一人に備わっています。このことは、人としての基本的な部分で、とても大事なものであり、就職試験においても、皆さんの大きな武器になります。是非、自信を持ってください。
ここに企業向けの松伏高校のパンフレットがあります。
私は「自慢の生徒たちです」と書きました。リップサービスではありません。皆さんは、私の自慢でもありますが、ここにいる先生方を含めて、松伏高校の自慢の生徒たちです。
明日からの試験では、皆さんの魅力を存分に企業の方にアピールしてきてください。健闘を祈っています。
終わります。


演劇部の活躍を紹介します。

8月31日(木)、松伏高校演劇部は、北千住マルイ11階のシアター1010(センジュ)で行われた「高校演劇サマーフェスティバル」で、埼玉県の代表として、「BE☆WISH」を上演しました。脚本は、五島ケンノ介さんの作ですが、実は、顧問の池田先生のペンネームです。
内容は、SFのようでもあり、シリアスでもあり、コミカルでもあるという、とても奥が深く、独特の世界観が魅力的な作品でした。
以下は、パンフレットの作品紹介です。
都市部の郊外にある廃れた工場、そこに集まってきたのは、すみれ、ひよこ、ざけんな、パープルという4人の子供たち。彼らが無邪気に遊ぶその中央に佇む、謎のマシーン「じじらーX」。現れたのは、その製作者「じじらー」。それぞれの事情を抱えた人物たちが、「じじらーX」を巡り、変わっていく。悩み、葛藤、怒り、そして、希望が「欲望」に変わるとき、人は変わらずにいられるのだろうか・・・。
ラストも大変衝撃的で考えさせられました。
チームワークも抜群で、埼玉県代表にふさわしい上演でした。

(以下の写真は、同作品を8月26日(土)に松伏町にある田園ホール・エローラで上演した時のものです。)





第2学期始業式講話

夏季休業中は、部活動に進路活動、小中学校への学習ボランティアや保育体験、定期演奏会や学校説明会等、様々な活動に一生懸命に取り組む皆さんの姿をたくさん見ることができました。とても誇りに思います。
本日から第2学期が始まります。勉強や部活動、学校行事をはじめ、皆さんの成長につながるあらゆる活動に、是非、積極的に取り組んでください。
以下は、始業式の講話の内容です。

~~~~~~(校長講話 骨子)~~~~~~

今日は、「向き不向きより前向き」という話をします。この言葉は、私の恩師の言葉です。私は、恩師のこの言葉に救われ、励まされ、今でも心の支えになっています。
教員になりたての頃の話です。自分としては、毎日、自分なりに一生懸命に頑張っていたつもりですが、授業や部活動の指導、その他、色々なことが上手くいかず、先輩の教員から指導されることも度々ありました。時には、「教員に向いていないんじゃないの。」と言われたこともあり、鈍感な私も、さすがに、そのときは落ち込みました。
そのことを、高校時代からお世話になっている恩師に相談したところ、恩師は私にこう言いました。
「初めから向いている人なんて一握りしかいないよ。仕事に必要な能力や適性は、後から必死に身に付けるもんだ。向き不向きよりも前向きな気持ちが大事なんだよ。」
私は、この「向き不向きより前向き」という言葉に救われた思いがしました。皆さんの中に、将来の目標に対して、向き不向きなどで悩んでいる人はいませんか。多くの人が、向き不向きや、自分の能力、適性について、一度は考えると思います。
心配はいりません。
目標に向かって前向きに必死に頑張っていれば、必要な能力や適性は、後から必ず身に付くものです。妥協せず、ワンランク上の自分を目指して頑張りましょう。
今日は、「向き不向きより前向き」という話をしました。
終わります。