校長日誌

2018年9月の記事一覧

第2学期始業式講話

夏季休業中は、部活動に進路活動、ボランティア活動、学校説明会等、様々な活動に一生懸命に取り組む生徒の姿をたくさん見ることができました。本日から第2学期が始まります。勉強や部活動、学校行事をはじめ、生徒の成長につながるあらゆる活動を全力で応援したいと思います。
以下は、始業式の講話の内容です。

~~~~~~(校長講話 骨子)~~~~~~

皆さん、おはようございます。今年の夏は、身の危険を感じるほどの暑さでしたが、大きな事故もなく、皆さんが、こうして無事に2学期を迎えられたことを嬉しく思います。この夏休みも、進路活動では夏期講習や就職活動に、部活動では大会やコンクール、合宿や遠征にと、暑い中、皆さんは大変よく頑張っていました。9月は、就職試験や松華祭と大きな行事があります。忙しい毎日が続きますが、勉強や部活動、学校行事をはじめ、皆さんの成長につながる活動に、是非、積極的に取り組んでください。
今日は、「それでもなお」という話をします。この言葉は、今から50年くらい前に、ケント・M・キースというアメリカの大学生が、高校生を励ますために語った「逆説の10か条」のキーワードです。その中で、私が好きな3つを紹介します。
2番目の言葉です。何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
5番目の言葉です。正直で素直なあり方は、あなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。
8番目の言葉です。何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築き上げなさい。
私自身の人生を振り返ってみても、相手に理解してもらえなかったり、全力を尽くしたのに結果が出なかったことがたくさんあります。そのたびに落ち込んだり、自棄(やけ)になったりしたこともありましたが、この言葉に出会ってからは、気負わずリセットして、一歩を踏み出せるようになりました。人生は思いどおりになることより、思いどおりにならないことの方が多いと思います。そこで挫けず、気負うことなく、「それでもなお」と、更にもう一歩踏み出す。このことが、結果として、成功につながる鍵になると思います。
時々、「それでもなお」という言葉を思い出してください。そして、これからもワンランク上の自分を目指して頑張りましょう。
今日は、「それでもなお」という話をしました。
終わります。