2019年3月の記事一覧
生徒の活躍を紹介します。
3月23日(土)・24日(日)、松伏町B&G海洋センターで開催された、松伏町文化のまちづくり実行委員会主催の『ミニまつぶし2019』に、ボランティアスタッフとして20名を超える生徒が参加しました。『ミニまつぶし』は、子供だけが参加できる子供だけのまちです。子供たちがまちの人になって、仕事をして給料を得て、その独自の通貨(パイン)で食事や体験ができるという遊びのまちです。当日は晴天に恵まれ、子供たちの笑顔があふれていました。生徒たちも頼りになる優しいお兄さん、お姉さんとして大活躍でした。
平成30年度修了式講話
この一年間、大きな事故もなく、無事に修了式を迎えることができました。本校の教育活動への御理解と御協力、誠にありがとうございました。心より、感謝申し上げます。平成31年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は、表彰、吹奏楽部西関東大会の報告会、平成30年度修了式を行いました。
以下は、校長講話の内容です。
~~~~~~(校長講話 骨子)~~~~~~
皆さん、おはようございます。
昨年度の修了式にも話したのですが、この時期に咲く花の一つにこぶしの花があります。白い花びらが特徴の花ですが、知っていますか。町中にも咲いていますが、私は、毎年、真っ白なこぶしの花を見ると、心機一転、頑張ろうという気持ちになります。
こぶしの花にしろ、桜の花にしろ、咲く花の美しさは毎年変わりませんが、人の世は、本当に目まぐるしく変わっていきます。
私たちは、こうした変化の激しい社会を生き抜いていかなければなりません。
そのための力を身につけることが必要です。
一つは、物事を学ぶ力、つまり、学力です。
もう一つですが、私は人の心を動かす力、応援してもらえる力だと考えています。
卒業式の式辞でも話しましたが、人の心を動かす人、応援される人に共通していることがあります。
それは、一生懸命さと思いやりの心です。卒業式では、思いやりの心を利他の精神という、少し難しい言葉を使いました。具体的に言うと、自分のことよりも人のことを先に考えられる心のことです。一生懸命さに説明はいらないと思いますが、一生懸命かどうかの判断基準は、本気かどうかということだと考えています。
思いやりの心を持って、自分のことよりも先に相手のことを考え、何事も本気で取り組んで行くことで、人の心を動かし、多くの協力者を得ることができると思います。
変化の激しい社会を生き抜く力、つまり、物事を学ぶ力、学力と、人の心を動かす力、応援される力を身につけるために、高校生活で皆さんができることは、結局のところ、日々の勉強と部活動に全力を尽くすこと、そして、生徒会活動、ボランティア活動などに積極的にチャレンジすること、という結論に達します。
皆さん、それぞれが抱える事情もあることでしょう。まずは、できるところから、スモールステップで頑張りましょう。そして、ワンランク上の自分を目指して、残り1年、2年の高校生活を充実したものにしてください。
終わります。
本日は、表彰、吹奏楽部西関東大会の報告会、平成30年度修了式を行いました。
以下は、校長講話の内容です。
~~~~~~(校長講話 骨子)~~~~~~
皆さん、おはようございます。
昨年度の修了式にも話したのですが、この時期に咲く花の一つにこぶしの花があります。白い花びらが特徴の花ですが、知っていますか。町中にも咲いていますが、私は、毎年、真っ白なこぶしの花を見ると、心機一転、頑張ろうという気持ちになります。
こぶしの花にしろ、桜の花にしろ、咲く花の美しさは毎年変わりませんが、人の世は、本当に目まぐるしく変わっていきます。
私たちは、こうした変化の激しい社会を生き抜いていかなければなりません。
そのための力を身につけることが必要です。
一つは、物事を学ぶ力、つまり、学力です。
もう一つですが、私は人の心を動かす力、応援してもらえる力だと考えています。
卒業式の式辞でも話しましたが、人の心を動かす人、応援される人に共通していることがあります。
それは、一生懸命さと思いやりの心です。卒業式では、思いやりの心を利他の精神という、少し難しい言葉を使いました。具体的に言うと、自分のことよりも人のことを先に考えられる心のことです。一生懸命さに説明はいらないと思いますが、一生懸命かどうかの判断基準は、本気かどうかということだと考えています。
思いやりの心を持って、自分のことよりも先に相手のことを考え、何事も本気で取り組んで行くことで、人の心を動かし、多くの協力者を得ることができると思います。
変化の激しい社会を生き抜く力、つまり、物事を学ぶ力、学力と、人の心を動かす力、応援される力を身につけるために、高校生活で皆さんができることは、結局のところ、日々の勉強と部活動に全力を尽くすこと、そして、生徒会活動、ボランティア活動などに積極的にチャレンジすること、という結論に達します。
皆さん、それぞれが抱える事情もあることでしょう。まずは、できるところから、スモールステップで頑張りましょう。そして、ワンランク上の自分を目指して、残り1年、2年の高校生活を充実したものにしてください。
終わります。
御卒業おめでとうございます。
3月9日(土)、穏やかな晴天に恵まれた中、第36回卒業証書授与式を挙行いたしました。厳粛な中にも心温まる素晴らしい式だったと思います。御臨席いただいた松澤県議会議員様、川上町議会議長様、佐藤教育長様をはじめとする御来賓の皆様、また、御出席いただいた多数の保護者の皆様、また、何より、立派な姿を見せてくれた卒業生の皆さんに感謝いたします。
以下は、式辞の内容です。
~~~~~~(校長式辞 骨子)~~~~~~
ただいま卒業証書を授与いたしました229名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんは、今日、晴れて高等学校の課程を修了し、それぞれが目指す新たな世界へと羽ばたいていきます。
今年度も部活動、学校行事、生徒会活動、ボランティア活動等の中心として、皆さんの活躍は、素晴らしいものがありました。私の頭の中にも、その一場面一場面が、感動とともに思い出されます。皆さんとの別れは、大変寂しいものですが、新たな人生のスタートには必要なものです。万感の思いを込めて、餞(はなむけ)の言葉を贈ります。
それは、これまでにも伝えてきたことですが、「感動を与える人」になってほしいということです。私は、今年度も皆さんから、たくさんの感動をいただき、心を動かされました。場面はそれぞれですが、共通していることがあります。
一つは、「一生懸命な姿」です。もう一つは、「利他の精神」です。「利他の精神」とは、自分のことよりも人のことを先に考えられる心のことです。皆さんに備わっているこの二つの美しさは、皆さんの「純粋な心」から生まれてくると感じています。
今年度、日本のスポーツ界で最も活躍した選手に、テニスの大坂 なおみ(おおさか なおみ)選手がいます。テニスの4大大会である昨年8月の全米オープンと今年1月の全豪オープンに優勝して、男女を通じてアジアでは初となる、世界ランキング1位を獲得しました。大坂選手と言えば、豪快でパワーあふれるプレースタイルが魅力ですが、その力強いプレースタイルとは逆の試合後のスピーチに、多くの人が魅了されました。
ここで、全豪オープンのスピーチの一部を紹介します。「皆さん、こんにちは。ごめんなさい。人前で話すのは苦手なんです。ですから何とか乗り切りたいと思います。ファンの皆さん、来てくださってありがとう。ありがとう。ずっと、とても暑いので、暑くても皆さん来てくださって応援してくれました。ですから本当に感謝しています。トーナメントディレクター、暑い中走り回ってくれたボールキッズ、ボランティアの皆さん。皆さんのおかげで大会が実現します。ですから皆さんに感謝します。そして私のチーム。あなたたちがいなければ、この2週間を乗り切れませんでした。チームとして、皆さんがいることに本当に感謝しています。この決勝でプレーできたことを、とても光栄に思います。ありがとうございました。」というものです。
大坂選手本人も話しているように、決して上手とは言えないスピーチに、多くの人が感動しました。私もその一人です。大坂選手のスピーチは、相手選手や観客、チームや大会運営スタッフへの感謝の言葉で始まり、感謝の言葉で終わっています。私は、真っ先に周りの人への感謝の気持ちを伝える大坂選手の人柄に心を打たれました。このように「感動を与える」ことは、決して上手に行うことばかりではありません。大坂選手のように自分のことよりも先に周りの人への感謝の気持ちが浮かぶ「純粋な心」に私たちは感動します。こうした心の美しさを持つ人も「感動を与える人」です。「感動を与える人」は、人の心を動かします。こうした人には、多くの人が協力し、応援します。
卒業生の皆さん、これから皆さんが目指す世界には、多くの人がいて、様々な役割やステージが待っています。華やかなステージもあれば平凡な役割や小さなステージもあることでしょう。しかし、どのような役割やステージであっても、皆さんを応援する多くの人に感動を与える人になってください。常に周りの人のことを考え、感謝の気持ちを忘れず、一生懸命に頑張れる人になってください。それが、私から皆さんへの餞(はなむけ)の言葉であり、願いでもあります。近い将来、皆さんの活躍する話が、たくさん伝わってくることを楽しみにしています。
保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。立派に成長した我が子の姿に、感慨も一入のことと存じます。私たちは三年間、大切なお子様をお預かりし、社会に貢献できる人材となるよう日々努力してまいりました。どの子供たちにも全力で向き合い、精一杯指導してまいりましたが、決して十分ではなかったと思います。しかし、そんな私たちの想像を遥かに超える成長を、ここにいる子供たちは、私たちに見せてくれました。私たちは本日、頼もしく成長したお子様たちを、自信を持って、皆様のもとにお返しいたします。卒業後の進路は様々ですが、一人一人が、これからの日本の未来を切り開いていく大切な人材として活躍してくれると信じています。
終わりに、未来に飛び立つ卒業生の皆さんの前途が幸多きことを祈念して、式辞といたします。
平成31年3月9日 埼玉県立松伏高等学校長 片野 秀樹
以下は、式辞の内容です。
~~~~~~(校長式辞 骨子)~~~~~~
ただいま卒業証書を授与いたしました229名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんは、今日、晴れて高等学校の課程を修了し、それぞれが目指す新たな世界へと羽ばたいていきます。
今年度も部活動、学校行事、生徒会活動、ボランティア活動等の中心として、皆さんの活躍は、素晴らしいものがありました。私の頭の中にも、その一場面一場面が、感動とともに思い出されます。皆さんとの別れは、大変寂しいものですが、新たな人生のスタートには必要なものです。万感の思いを込めて、餞(はなむけ)の言葉を贈ります。
それは、これまでにも伝えてきたことですが、「感動を与える人」になってほしいということです。私は、今年度も皆さんから、たくさんの感動をいただき、心を動かされました。場面はそれぞれですが、共通していることがあります。
一つは、「一生懸命な姿」です。もう一つは、「利他の精神」です。「利他の精神」とは、自分のことよりも人のことを先に考えられる心のことです。皆さんに備わっているこの二つの美しさは、皆さんの「純粋な心」から生まれてくると感じています。
今年度、日本のスポーツ界で最も活躍した選手に、テニスの大坂 なおみ(おおさか なおみ)選手がいます。テニスの4大大会である昨年8月の全米オープンと今年1月の全豪オープンに優勝して、男女を通じてアジアでは初となる、世界ランキング1位を獲得しました。大坂選手と言えば、豪快でパワーあふれるプレースタイルが魅力ですが、その力強いプレースタイルとは逆の試合後のスピーチに、多くの人が魅了されました。
ここで、全豪オープンのスピーチの一部を紹介します。「皆さん、こんにちは。ごめんなさい。人前で話すのは苦手なんです。ですから何とか乗り切りたいと思います。ファンの皆さん、来てくださってありがとう。ありがとう。ずっと、とても暑いので、暑くても皆さん来てくださって応援してくれました。ですから本当に感謝しています。トーナメントディレクター、暑い中走り回ってくれたボールキッズ、ボランティアの皆さん。皆さんのおかげで大会が実現します。ですから皆さんに感謝します。そして私のチーム。あなたたちがいなければ、この2週間を乗り切れませんでした。チームとして、皆さんがいることに本当に感謝しています。この決勝でプレーできたことを、とても光栄に思います。ありがとうございました。」というものです。
大坂選手本人も話しているように、決して上手とは言えないスピーチに、多くの人が感動しました。私もその一人です。大坂選手のスピーチは、相手選手や観客、チームや大会運営スタッフへの感謝の言葉で始まり、感謝の言葉で終わっています。私は、真っ先に周りの人への感謝の気持ちを伝える大坂選手の人柄に心を打たれました。このように「感動を与える」ことは、決して上手に行うことばかりではありません。大坂選手のように自分のことよりも先に周りの人への感謝の気持ちが浮かぶ「純粋な心」に私たちは感動します。こうした心の美しさを持つ人も「感動を与える人」です。「感動を与える人」は、人の心を動かします。こうした人には、多くの人が協力し、応援します。
卒業生の皆さん、これから皆さんが目指す世界には、多くの人がいて、様々な役割やステージが待っています。華やかなステージもあれば平凡な役割や小さなステージもあることでしょう。しかし、どのような役割やステージであっても、皆さんを応援する多くの人に感動を与える人になってください。常に周りの人のことを考え、感謝の気持ちを忘れず、一生懸命に頑張れる人になってください。それが、私から皆さんへの餞(はなむけ)の言葉であり、願いでもあります。近い将来、皆さんの活躍する話が、たくさん伝わってくることを楽しみにしています。
保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。立派に成長した我が子の姿に、感慨も一入のことと存じます。私たちは三年間、大切なお子様をお預かりし、社会に貢献できる人材となるよう日々努力してまいりました。どの子供たちにも全力で向き合い、精一杯指導してまいりましたが、決して十分ではなかったと思います。しかし、そんな私たちの想像を遥かに超える成長を、ここにいる子供たちは、私たちに見せてくれました。私たちは本日、頼もしく成長したお子様たちを、自信を持って、皆様のもとにお返しいたします。卒業後の進路は様々ですが、一人一人が、これからの日本の未来を切り開いていく大切な人材として活躍してくれると信じています。
終わりに、未来に飛び立つ卒業生の皆さんの前途が幸多きことを祈念して、式辞といたします。
平成31年3月9日 埼玉県立松伏高等学校長 片野 秀樹