校長日誌

2022年4月の記事一覧

感染予防と教育活動の両立を

 今週に入って、新型コロナウイルス感染症の感染者が減少傾向にあると報道されていますが、学校における教育活動では、感染するリスクの高い場面が多くあり、油断はできません。教職員の注意喚起はもちろんですが、生徒一人一人が「感染しない」ことを意識した生活が必要となります。2年を超える長い制限が続く学校生活で、本校の生徒の皆さんは本当に感染予防を意識して取り組んでくれていると思います。これからも生徒の皆さんと先生方と気持ちを緩めることなく、教育活動を行っていきます。

 今年度はできる限り例年の教育活動を取り戻したいと考えております。感染予防への意識を維持しながら、生徒の皆さんにとって貴重な高校生活を守っていきたいと考えています。

 今週は新体力テスト、身体測定が木曜日にありました。生徒の皆さんはこの1年の成長を感じる機会となったと思います。

 本日は離任式を行います。お世話になった2,3年生は体育館で、1年生は教室でリモートで行います。離任された先生方からの「最後の授業」を生徒の皆さんがどのように受け止めるのか、貴重な時間になることを期待したいと思います。

 明日は、今年度第1回目のPTA・後援会の理事会が予定されています。保護者の皆様やPTA・後援会のご支援なくしては、学校は円滑に教育活動を進めていくことはできません。昨年度までの2年間は、コロナの影響でほとんどPTA活動を行うことができませんでしたので、今年度は少しずつ進めていければと考えております。ご協力お願いいたします。

本格的に活動が始まりました

 始業式・入学式を終え、本格的に新たな年度がスタートした1週間でした。

 4月11日(月)には、午前中に松伏分校の入学式に出席させていただき、希望に満ちた新入生が、少し緊張感の漂う中で入学を許可されました。松伏高校の生徒とともに、充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。

 また、その日の午後には新入生歓迎会を分校と合同で開催し、生徒会の生徒が中心となって進められ、互いに学校概要をパワーポイントで説明するなど、両校の理解を促進するための企画やクイズ大会などが用意されていました。その後、松伏高校の新入生に向けた部活動紹介を行い、各部が高校生活を充実させるために、ともに活動することを呼びかけました。生徒が主体となった素晴らしい行事であったと思います。

 翌日からはオリエンテーションや部活動見学など、新入生がこれからの高校生活をどのように送っていくのかを見て、聞いて、考える機会がありました。入学式の式辞でも触れましたが、多くのことにチャレンジし、たくさんのことを身につけて欲しいと考えています。

 さらに、今年から昼食時に、北越谷駅で店舗を構える「鎌倉ベーカリー」さんにパンの販売をお願いしました。生徒にとって求めやすい価格で販売され、6時間平常授業が始まった木曜日には、長蛇の列ができていました。

 また、校内に食品販売用の自販機も新たに設置しました。生徒の購買状況を考えながら、商品のラインナップを変えながら販売していく予定です。現在は、おにぎりや菓子パンを中心に販売しています。

 

 

 

第42回入学式を挙行いたしました

 4月8日(金)13時30分より、本校体育館にて第42回入学式を挙行いたしました。普通科117名、普通科ビジネスコース26名、音楽科23名の計166名の入学を許可しました。

 今年度も新型コロナウイルス感染症の影響で、新入生と保護者1名、教職員だけの入学式となりましたが、緊張が漂う中、新たな高校生活のスタートを切ることができたと思います。

 「新入生代表誓いのことば」の中で、松伏高校生徒としての自覚と誇りをもって行動するとの決意が述べられていました。とても堂々として、素晴らしい誓いの言葉であったと思います。新入生の皆さんも同様の気持ちを抱き、式に出席していたことと思います。ぜひとも、松伏高校での多くの出会いと学びを大切にしてほしいと思います。

 また、保護者の皆様には、御多用のなか入学式に御出席いただきました。これからの3年間、御家庭と学校がそれぞれの役割を果たしながら、連携を深めていくことが必要であることを述べさせていただきました。御協力のほどよろしくお願いいたします。

始業式にて

 いよいよ、新しい年度が始まりました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつ、いかに教育活動を維持し、充実した1年とすることができるか、気持ちを新たに取り組んでいきたいと思います。

 さて、午前中にオンラインで実施した始業式では、本校の教育活動の質を高め、生徒の進路実現という目標を果たすために、新たなメッセージを生徒に伝えました。進路を決定するだけでなく、その後の長い人生を自らの力で切りひらいていく力を養う必要があることから、【Matsubushi Eight Policy】と名付けた「生徒に身につけて欲しい力」を示し、教育活動の中で生徒が自己分析をしながら、自らに対する自信と向上心を高めていけるよう期待したものです。

 【Matsubushi Eight Policy】とは、生徒が社会で自信をもって前に進めるよう高校生活で身につけて欲しい力のこと              

  ①礼節・マナー ・・・ 集団の中の一人として、自覚と行動する力を身につける

  ②考える力   ・・・ 他者から与えられた情報をもとに、「考える」習慣を身につける

  ③聞く力    ・・・ 他者の意見を謙虚に聞く力を身につける

  ④思いやる力  ・・・ 他者を尊重し、協力しながら取り組む姿勢を身につける

  ⑤表現する力  ・・・ 自分の考えを分かりやすく他者へ伝える力を身につける

  ⑥行動する力  ・・・ 積極的に行動を起こす習慣を身につける

  ⑦工夫する力  ・・・ 課題や問題点を克服しようと努力する姿勢を身につける

  ⑧振り返る力  ・・・ 自分の取組を評価し、さらなる成長や改善につなげていく姿勢を身につける

 この【Matsubushi Eight Policy】は、年度当初に全教職員にも説明し、あらゆる活動の場面で生徒と共有しながら進めていくことを確認しています。1年間、少しずつではありますが取り組んでいきます。

新たな気持ちで新年度を迎えて

 令和4年4月1日、新たな年度がスタートしました。

 新たに着任された先生方へ辞令を交付し、これからの1年間をスタートするための準備を行いました。その中で、本校の教育活動の質を高めるために、私の考えを改めて先生方にお伝えしました。

 本校の最大の教育目標である「生徒が希望する進路の実現」と「社会で貢献できる人材の育成」を達成するために、先生方は日々熱心に取り組んでいただいています。その熱心な取組をさらに生かすためには、それぞれの教育活動の中で、生徒に「どのような力を身につけさせたいのか」を明確にして取り組む必要があると考えています。

 また、明確な目標を生徒と共有し、生徒が振り返りを行うことで、さらに教育効果は高まると考えています。この具体的な取組については、始業式や集会で生徒にもしっかりと伝えていきたいと考えています。

 生徒だけでなく、先生方の意識もより高めて、現状に満足することなく「チーム松伏」で取り組んでまいります。

 (なお、具体的な取組の内容については、後日掲載させていただきます。)